世界には数々の独裁者、悪者が手を結び、世界を混乱させてきた歴史がある。世界を闇に包む前兆をいかに摘んで行くが大事なことになるが、すでに時遅し、そして誰もが知っているような事実が国連で明らかになった。
北朝鮮がシリアの化学兵器製造やミサイル開発に協力している可能性が国連安保理の専門家パネルで明らかになった。報告書によると、2012~17年、北朝鮮の積み荷40件以上がシリアに送られており、積み荷からは5000平方メートル分の耐酸性タイルなどが発見。これは化学兵器工場の内壁の材料になる可能性が濃厚だということだ。
シリア政府軍の化学兵器に苦しむ子供 決して許されない蛮行だ(CNN)
さらに北朝鮮のミサイル技師もシリアに渡っており、シリアにも大型攻撃ミサイルの開発が進んでいるかも知れない。そもそも北朝鮮の軍事部門の技術者は海外出身者であり、金で雇われたか、欧米諸国を嫌う者かのどちらかだ。その「悪の情報ネットワーク」は確実に現実の世界で躍動していることになる。
塩素ガスやマスタードを当たり前に使用してしまうシリア政府軍は一体誰のコントロール下にあるのだろうか。アサドにその権力や権威はもはや見当たらない。ロシアが後ろでコントロールしていることは間違いないが、公に認めることもない。
北朝鮮もまた然りで、中国の後ろ盾なしで今日のような暴走はありえない。結局世界は「悪は悪でつながる」世界なのである。それは国家も民間レベル、つまりテロ組織や犯罪組織、暴力団やその末端のグループも同じ。争いや殺し合いは今もこの瞬間、世界中で起こっている。そもそも「善」が何なのか、わからない世の中でもあるのだが。
北朝鮮船に「瀬取り」を手伝っている中国船などの例も同じだろう。悪は悪で協力しながら、権力を握ろうと必至なのだと改めて痛感する。
Mitsuteru.O
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