暴走する中国を止めるのは誰なのか?

中国による一方的な実効支配が続くアジアの海洋はこの先どうなっていくのだろうか。最近の中国の出方と、周囲各国の動きを主要メディアから検証。


5/21 中国の長距離爆撃機、南シナ海の人工島で離着陸に成功(CNN)

中国人民解放軍が、南シナ海の島に長距離爆撃機を着陸させることに初めて成功したと発表した。南シナ海を巡っては、人工島の軍事拠点化を進める中国に対し、近隣諸国や米国が警戒を強めている。

人民解放軍は18日、核の搭載が可能な「H6K」を含め、複数の爆撃機の離着陸を成功させたと発表した。どこの島で行ったのかは明らかにしていない。今回の作戦について、地域的リーチの拡大、機動力の向上、攻撃能力の強化を目指す一環と位置付けている。

中国が予告通りにスプラトリー諸島からの展開を進めれば、オーストラリア北部やグアムの米軍施設に到達することも可能になる。


6/5 米B52爆撃機、南沙諸島付近を飛行か(CNN)

米当局者によると、米空軍の爆撃機が4日、南シナ海で中国が人工島を造成している南沙(スプラトリー)諸島付近を飛行した。

国防総省の報道官は、B52が通常の飛行訓練として、アンダーセン基地からインド洋の英領ディエゴガルシア島にある米海軍支援施設に飛行したと説明した。米軍が従来から太平洋地域で爆撃機の配備を維持してきた合法的な作戦の一環だという。


6/5 米国が台湾海峡に艦艇派遣検討(産経)

ロイター通信は4日のワシントン発で、トランプ米政権が今年、台湾周辺で軍の活動を活発化させている中国への牽制として、空母の台湾海峡通過を検討したが実施を見送ったと報じた。中国の反発を懸念したとしている。ただ、他の艦艇の海峡通過は検討中という。


6/3 日本とベトナム 平和の海へ連携を深めよ(産経・社説)

安倍晋三首相が来日したベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と会談し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海情勢にそろって懸念を表明し、海洋安全保障での協力を強化することで一致した。

岩礁埋め立てに始まった中国の海洋進出はすでに拠点運用の段階にある。米軍は今年3度目の「航行の自由」作戦を実施した。危機感の表れである。厳しい現実を直視しなければならない。

クアン氏は南シナ海問題での日本の関与を高く評価している。その思いに応える必要がある。


6/6 アジア安保会議 許されぬ南シナ海の現状変更(読売・社説)

中国による南シナ海の軍事拠点化は経済、安全保障上の脅威である。国際社会が一致して自制を促さねばならない。

政府は東南アジア諸国に対して巡視船を供与し、海上警備能力の向上を図ってきた。関係法の整備や人材育成も支援したい。

北朝鮮の核や弾道ミサイルの廃棄が具体的に進んだわけではない。3か国は軍事情報を共有し、危機に備える必要がある。

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