韓国の有力紙、朝鮮日報の12月21日付けの社説で明らかにされた韓国国内の状況は本当に驚いた。以下に抜粋して引用。
韓国行政安全部(省に相当)の金富謙(キム・ブギョム)長官は19日、国会の災害安全対策特別委員会に出席した際「北朝鮮の核ミサイルに備えた避難訓練はやらない」との考えを改めて明確にした。
最悪のケースを想定し、事前に備えをしておくことは政府としての責任だ。ところが政府は北朝鮮の核兵器ではなく、核攻撃に備えるための訓練を「危険」と主張している。
政府は「軍事衝突は起こってはならない」と主張している。もちろんこの言葉に反対する人間などいない。しかし「軍事衝突を起こしてはならないから、軍事衝突に備えるための訓練はやってはならない」とはどういう論理なのか。
韓国国民が持っている核についての知識は「無条件で地下に逃げる」といったレベルだ。具体的な避難の方法や場所を理解している国民もほとんどいない。
日本も来年から東京で避難訓練を行う計画を進めているという。ところが最も危険なはずの韓国の政府だけが全く別のことを考えている。
引用:http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/12/21/2017122101184.html
日本でもそうだが、「相手を挑発するのは良くない」論が韓国でも巻き起こっているらしい。
しかし冷静に考えて俯瞰してみれば、脅威に備えることは国民の命を預かる国家政府からすれば当たり前のことでしょ?
その備えとは、攻撃をさせないための抑止力を向上させたり防衛機能を高めること。
そして国民に現実を周知させ、訓練や緊急時の行動をインプットさせる。
でも日本は先の大戦から70年以上経っているから、「戦争」というものをリアルに捉えることができないし、敗戦国としてのアレルギーもある。
でも韓国は?朝鮮戦争は休戦中であって、終結はしていない。だから徴兵制だし、ましてや危険度の増した敵国と隣り合わせなら余計に危機感があるはずなのに。
北朝鮮問題の当事者は間違いなく韓国。南北統一を目指して戦っているわけだから、国際社会にその責任はあるはず。
なのに、政府も国民もこの程度の認識なのだから呆れたものだ。
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