平成30年2月13日(火曜日)8時35分 於:官邸エントランスホール(外務省)
北朝鮮問題(ペンス米国副大統領の発言)
【記者】アメリカメディアがペンス副大統領が前提条件なしでの米朝対話を行う可能性を示したと報じていますが,受け止めと日本政府の対応を聞かせてください。
【河野外務大臣】報道について,いちいちコメントすることは差し控えたいと思います。ティラソン長官は別のことをおっしゃっているようです。日米韓,極めて,緊密に圧力を最大化,続けていかなければいけないというところで連携ができておりますので,特に政策の変更はございません。
国連制裁室の設置
【記者】報道でですね,4月にも国連制裁室を省内に設置するということが報じられていましたが,事実関係とその狙いについて,お聞かせください。
【河野外務大臣】来年度予算で制裁室の新設をお願いしているところでございます。北朝鮮の問題を始め,国連の安保理決議,様々行われておりますので,横断的にしっかりととりまとめをやってもらいたいと思って予算でお願いしているところです。
北朝鮮問題(ペンス米国副大統領の発言)
【記者】ペンス副大統領はダイアローグという言葉を使わずにトークと言ってますが,日米の共通認識の中で,ダイアローグとトークと意味あいが違ってくるんでしょうか。
【河野外務大臣】ワシントンポストなんかが報道したと思うんですが,報道についていちいちコメントする必要もないと思います。
北方領土問題(ラブロフ外相の発言)
【記者】ロシアのラヴロフ外相が,先日,北方領土問題について,第2次大戦の結果であって,日本がこれを認める必要性があると指摘したり,日米安保条約について,こちらも日本が説明しない限り,平和条約締結交渉に支障があると,改めてしているんですけれども,今春,外相会合と総理の訪露と続くなかで,こうした発言についての受け止めと,大臣ご自身,領土問題どのように取り組んでいかれるかお考えをお聞かせください。
【河野外務大臣】いちいち,外国の方の発言にコメントする必要もないと思います。今までどおり,既定路線で日露の対話をしっかり続けてまいります。
日韓首脳会談
【記者】先週の日韓首脳会談で,安倍総理が米韓の合同軍事演習やるべきだと伝えたのに対して文在寅(ムン・ジェイン)大統領が内政問題で,日本から言われても困るということをおっしゃったようなんですが,所謂,南北の対話が融和ムードの雰囲気もある中で,こうした発言をシグナルとして受け止めと改めて日米韓,どういうふうにお考えですか。
【河野外務大臣】日米韓,圧力を最大限にかけて,朝鮮半島の非核化を目指そうというところでしっかりと一致しておりますので,南北の融和ムードというのは一部,報道機関がそう言っているのかもしれませんが,現実は圧力をしっかりかけ続けていこうということだと思います。日韓,総理,文大統領,そういう圧力のところについても会談で一致をしておりますので,これからしっかりとオリンピック・パラリンピック後に向けて,しっかりやってまいりたいと思います。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken4_000647.html
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